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身延大乗結社
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関戸久妙 半生記

1.夫の死から、雛鶴神社の再建を決意

2.次々とあらわれた神仏のメッセージ

3.孤独と不安からの出発

4.身延山での修行

5.七面天女のお姿を霊視

6.木花開耶姫のお姿、聖徳太子との出会い

7.木花開耶姫之図と御本尊、七面天女之図が完成

8.心願成就、雛鶴神社の再建

9.すべての法縁を悟る

 
2.次々とあらわれた神仏のメッセージ

 

 ある時、仏壇にむかって祈っておりますと、声が聞こえます。

「私は木花開耶姫、神の使者。お前が、一所懸命に信仰する気持ちが嬉しいから、願いをかなえてやる。これからも、一所懸命に信仰しなさい」

 はっきりとした声で、三度、聞こえました。
 私は、あまりの有り難さに身の震えるような心地で、思わず、

「私のいのちは、木花開耶姫に差し上げます。どのようにでも、お使い下さい」 と、申し上げていました。
 この頃から、私の身に次々と不思議なことが起き始めるようになりました。

 

紅葉

 

 そして、忘れることのできない日がやってきます。
 それは、1月20日、祭壇の前で、いつものようにお経をあげていますと、突然

「日蓮じゃ」と、一言。

 それは、とても厳しいお声がしました。
 私の家は、日蓮宗ではありませんし、訳がわからず、ただ恐ろしくて、

「どうぞ、お許し下さい。このいちのは、木花開耶姫に差し上げております」 と必死で申し上げましたが、お声は、なおも

「日蓮じゃ」 と厳しく聞こえてまいります。

「このいちのは、木花開耶姫に差し上げておりますが、お教えは、法華経にさせていただきます」 
と申し上げますと、

「それでよろしい」 と、おっしゃいました。

 この一言によって、私は、はっと気づいて日蓮宗に帰依することになりました。

 

 また、ある時、いつものように、皆でお題目を唱えておりますと、突然、気の遠くなるような神々しさにつつまれ、

「私は天照大神である。今の世は、神も仏もないというような者が多くて困る。皆に、神も仏もあるということを知らせるように」

 とのお告げをいただきました。

 

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